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Japan, Controversial Amendments to Narcotics Control Law and Cannabis Control Law: Introduction of Cannabis Use Offence

December 6, 2023 – The revised Cannabis Control Law, allowing the use of pharmaceuticals derived from cannabis, was approved in the plenary session of the House of Councillors. The law is expected to come into effect in the latter half of 2024. Additionally, a new offence for cannabis use was established, enhancing measures against abuse. …

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Japan, Nihon University Decides to Disband American Football Team Amid Cannabis Scandal

Nihon University has officially decided to disband its American football team following the arrest of three team members in connection with a cannabis-related incident. The controversy involves a senior team member who was arrested in August for concealing cannabis in the student dormitory and subsequently charged with violating drug control laws. Additionally, a fourth-year student …

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Criminalization of Cannabis Use and the Emergence of a New Stigma in Japan

Recent news in Japan has been drawing attention to reports on health-related damages associated with cannabis gummies. While the legalization of medical cannabis was expected to promote a positive image and awareness of the benefits of cannabis, the influx of diverse information seems to be causing confusion in the public’s understanding. In addition, another cannabis-related …

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カナダ、Epidiolex承認へ

カナダ保健省(Health Canada)は、Jazz Pharmaceuticals社のEpidiolex(カンナビジオール経口液)を、2歳以上の患者を対象とした補助療法として承認しました。レノックス・ガストー症候群(LGS)、ドラベ症候群、および結節性硬化症複合体(TSC)に関連する発作の治療に使用されます。Epidiolexは大麻由来の経口カンナビジオール製剤で、GW Pharmaceuticalsによって開発され、2021年の買収後にJazz Pharmaceuticals社のポートフォリオに追加されました。この治療法は、2018年6月にアメリカで最初に承認され、2歳以上の患者を対象として、レノックス・ガストー症候群(LGS)およびドラベ症候群に関連する発作の治療の補助療法として使用されました。また結節性硬化症複合体(TSC)の承認は2020年7月に行われています。 2023年11月23日のプレスリリースによると、この承認は、5つの第III相臨床試験の結果に基づいています。そのうち、2つの試験(NCT02091375およびNCT02224703)は、2歳から18歳のドラベ症候群患者を対象として実施されました。2つの研究(NCT02224560およびNCT02224690)では、2歳から55歳のレノックス・ガストー症候群患者に対してEpidiolexが評価されました。1つの研究(NCT02544763)では、1歳から65歳の結節性硬化症複合体の患者に対して薬効が評価され、すべての試験は主要な評価項目において必要基準を達成しました。 Epidiolexで一般的に観察される副作用には、下痢と嘔吐が挙げられます。また、老年患者に対しての臨床試験は行われていないため、使用には注意が必要になります。 Reference: CISION「Jazz Pharmaceuticals receives Health Canada approval for Epidiolex® (cannabidiol oral solution) for the treatment of seizures associated with three rare forms of epilepsy」  

大麻製品製造施設で初の労働災害による死亡事故

2022年1月、マサチューセッツ州にある大麻加工施設で起きた27歳女性の死亡事故が労働関連災害と認定されました。 アメリカの大麻栽培や加工が行われる施設において、職業性の喘息や、既存の喘息悪化に関連する労働災害が複数報告されています。今回お伝えする事件は、2022年1月、マサチューセッツ州の大麻栽培・加工施設で働く従業員の職業性喘息が徐々に悪化し、最終的には致命的な発作を起こし、就業中に亡くなってしまうという痛ましい事件です。この死亡事例は、アメリカの大麻産業の労働災害記録としては初めてのケースで、11月17日に米国疾病予防管理センターから公表された「Morbiditiy and Mortality Weekly Report」に掲載されています。 事例レポート 27歳のある女性は、2021年5月20日、室内の大麻栽培・加工施設で働き始めました。彼女はサイクルカウンター(棚卸し担当)として施設全体で働き、そこには大麻が粉砕されるエリアも含まれていました。7月下旬になると、吐き気、味や匂いの喪失、耳の痛み、咳などの症状が現れ、雇用主はSARS-CoV-2(新型コロナウィルス)検査を受けるよう求めましたが、2回テストを受け、結果は陰性でした。2回目の検査時に身体検査も行ったところ、びまん性喘鳴の症状が確認されました。後に患者の母親は、娘はこれまでに喘息、アレルギー、皮膚発疹の経歴はなかったが、雇用から3〜4か月後、鼻水、咳、息切れなどの症状を発症したと報告しています。 同年10月1日、従業員はフラワーの生産部門に配属が変わり、大麻の花穂を1日3回、約15分間粉砕し、大麻シガレット(プリロール)の製造の準備をする事になりました。これによりこの従業員の大麻への曝露が増加する事になりました。粉砕する機械からの粉塵はバキュームで収集されましたが、そのバキュームにはHEPAフィルターがなく、大麻粉塵も十分に収集しきれていない状況でした。他のフラワー生産担当者は、被害者となった従業員が、大麻を粉砕するためにグラインダーを作動させている時に特に咳が増えたと報告しています。彼女の大麻粉末に対する曝露を減少させるために、バキュームをプラスチックで覆ったり、彼女の作業場を大麻粉砕ルームの外に移動させたりするなどの処置を行いました。また、彼女は自分のN95マスクを使用し、企業が要求する長袖と手袋などの保護具も着用していました。 11月9日、従業員は仕事中に急性の呼吸困難に陥り、緊急医療サービス(EMS)によって現地の救急病院に搬送されました。病院への移動中、アルブテロールネブライザーを使用する事により症状は解消されました。この時点で彼女は喘息を持っていないと報告しているが、職場では何かアレルギーがあるかもしれないとも述べており、1か月以上咳と鼻水が続いていたと語っています。引き続き微弱な喘鳴症状が認められたため、5日間のプレドニゾン、セチリジン、アルブテロール吸入器が処方がされ、併せて主治医の再診も勧められました。彼女の母親は、娘は自宅で息切れを起こす様な事はほとんどなかったが、重い荷物を階段で運ぶ時だけはその様になると話していました。また、娘はその後に起こる致命的な喘息発作の前に、仕事で使用していた吸入器がほぼ空になっていると母親に伝えており、この事から、従業員は約2か月間で吸入器を約200回使用していた可能性がある事が明らかになっています。 翌年、2022年1月4日、従業員は同僚に対して、ここ2週間で息切れが悪化している事を話しました。そして、その日の後半、プリロールを製造している最中にくしゃみが始まり、咳が増えました。アルブテロール吸入器を使用しましたが、呼吸困難は悪化し、再びEMSが呼ばれました。しかしEMSが到着する前に従業員の心肺が停止したため、同僚たちは心臓マッサージを開始しました。彼女は一時的に心肺機能を取り戻しましたがそれでも意識は回復せず、2022年1月7日、無酸素脳症と診断され、治療が中止されることとなりました。またその後の検死は行われませんでした。 論点 大麻産業に従事する多くの人々は、花穂の粉砕やプリロール製造など、一部の作業エリアで大量の大麻粉塵に曝露されています。現場で働く従業員からは、職業性の喘息、アレルギー性鼻炎、じんましんなどが報告されており、また実際にいくつかのアレルゲンや刺激物も特定されています。仕事に起因する喘息は、新たに発症する職業性喘息と、既存の喘息が仕事での曝露によって悪化する作業悪化型喘息が含まれ、今回のケースでは、喘息の経歴がない事と、仕事の曝露と喘息の兆候と症状など時間的な関連性が一致しており、職業性喘息と診断されています。 ワシントン州では、職業喘息に対する監視の強化が行われ、室内の大麻栽培施設で働く従業員から7例の喘息に関する報告が確認されています。そのうち、既存の喘息が大麻への暴露で悪化した3人については雇用を中止し、職業喘息を患った従業員は、2年間無症状な期間がありましたが、別の大麻施設で就業を開始したところ、再び症状が出始めました。 同州の室内大麻生産施設の従業員を対象としたリサーチでは、31人の従業員のうち、13人が喘息の症状を示していました(呼吸困難、喘息の発作、または喘息薬の使用のいずれか)。症状があった10名のうち、7人の肺活量に異常が見られ、5名の従業員のスキンプリックテストの結果からは大麻感作という結果が得られました。また別の5名の従業員は呼気中に含まれる一酸化炭素の量を測定する検査を行いました。この検査は喘息を管理する上で、気道の炎症の度合いを示すマーカーとして使用されており、その結果から、仕事での暴露に比例し、気道の炎症度が増加している事が確認されました。 職業性喘息は一般的に、最初の暴露から症状が発症するまで数ヵ月から数年の潜伏期間を伴うことが多いです。例えば、粉末状のサメ軟骨への曝露に関連した致死的な職業性喘息は、曝露の開始から16ヵ月後に報告されています。この従業員の最初の職業的な大麻への曝露から症状の発現までの潜伏期間は短かったものの、実際の最初の大麻への曝露からの潜伏期間は、個人による大麻使用を考慮するとより長くなると考えられます。また大麻と植物アレルゲンの交差感受性も、この従業員が大麻感作になった要因の一つである可能性も考えられます。 制約事項 この事件は、大麻アレルギーが引き金となった職業喘息と一致するものの、皮膚テストや免疫グロブリンEテストによる評価は行われていません 空気中の大麻アレルゲン濃度の評価は行われていません 多くの職業上の死亡事例と同様、調査を行う際に従業員と話すことができなかったため、医療記録や同僚、近親者へのインタビューなどの情報源から詳細を得ています 今後への影響 この様な事例から、大麻製品の製造現場において、職業性アレルギーなどのリスクを認識する事は重要であることが分かりました。公衆衛生の専門家には、大麻に関連した職業性アレルギーの有病率と危険因子に関するさらなる研究が求められることになります。この急速に拡大する産業において、労働者を保護するための施策は非常に重要になります。従業員を保護するための対策としては、大麻暴露の特定と管理制御、従業員と施設管理者に対する適切なトレーニング、個人用保護具の正しい使用、また仕事関連の症状を抱える従業員の医療・体調管理(業務の中止や労災補償が必要となる場合があります)などが考えられます。 日本でも大麻取締法の改正により、国内でのヘンプの栽培と加工が本格的に始まる可能性が大きくなってきています。また、CBD製品を国内で製造する企業の数も急速に増え始めています。カンナビノイドやテルペンは一般的にはアレルゲンとはされていませんが、一部の人々は特定のテルペンに対して過敏症反応を示すことがあります。例えば、リナロールやリモネンなどのテルペンが、一部の人々にとっては皮膚刺激や呼吸器症状を引き起こす可能性があります。そのため、日本で大麻製品を製造する現場でも、この様な事が起こらない様にするための対策は目下の急務であると考えられます。 Reference: CBS News「Woman, 27, dies from asthma attack while working at Massachusetts cannabis facility, the first reported case in U.S.」、Centers for Disease Control and Prevention「Fatal Occupational Asthma in Cannabis Production — Massachusetts, …

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カナダ、嗜好大麻の合法化から5年、64%が支持

カナダで嗜好大麻が合法化されてから5年が経ち、新たな調査によれば、ほとんどのカナダ人がこの合法化の動きを支持しているようです。しかし、他の薬物の合法化には賛成していないという意見が多数を占めているようです。 Research Coによるオンライン調査によれば、カナダ人の64%が2018年10月17日以降に施行された大麻の合法化に賛成しています。 大麻の合法化を支持する割合は、55歳以上のカナダ人で最も高い(66%)、35歳から54歳の層では割合が低く(56%)、18歳から34歳の層ではなお低く(48%)との結果が出ており、高齢の人の方が大麻の合法化に理解を示しているという興味深い結果が得られています。また、 調査データによると、58%のカナダ人が、雇用主は任意で従業員に薬物検査を行う権利を持つべきだと考えているとい調査結果が出ています。 また、カナダ人の7割が、以前に個人的な使用のために大麻所持で有罪判決を受けた人々に対する連邦政府の恩赦(有罪判決の取り消し)に賛成していることが分かりました。賛成が最も多いのはオンタリオ州で72%、それに続いてサスカチュワン州とマニトバ州で71%、アルバータ州70%、ケベック州68%、ブリティッシュコロンビア州で65%と続いています。 一方で、他の物質の合法化には賛成する人は少ないようです。 例えば、エクスタシーやコカインの合法化を支持しているのは12%、ヘロインやクラックコカインの合法化は10%、クリスタルメスやフェンタニルの合法化を支持しているには9%に留まっています。 また調査では53%の人が、生涯で一度も大麻を使用した事がないと答えています。 Reference: CTV News「Five years after cannabis legalization, 64 per cent of Canadians are in support of the move: survey」、Research Co.「Under Legal Cannabis, Canadians Endorse Drug Tests and Pardons」

Synthetic Cannabinoid “HHCH” and its Health Impacts Spreading in Japan

A wave of health issues linked to the synthetic cannabinoid “HHCH” is gaining prominence in Japan. In Tokyo, at a festival held in Musashino Park, Kokubunji City on November 4th, several individuals, aged 10 to 50, reported experiencing adverse health effects after consuming gummies containing “HHCH” distributed at the event. Five of them were subsequently …

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ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社、カナダの大麻企業 Organigram社との戦略的パートナーシップ強化へ

カナダの大手大麻企業であるOrganigram Holdings Inc.は、ロンドンに本社を置くブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)から1億2,460万ドルの投資を受けることを発表しました。既にBATはOrganigram Holdings Inc.の18.8%の株式を所有しており、今回の投資により、BATの議決権付き普通株式の所有権は30%に拡大し、総株式持分は45%に増加します。この発表後、Organigram Holdings Inc.の株価は約19%上昇しました。 この投資により、Organigram Holdings Inc.は、カナダ国外での事業展開を可能にするだけでなく、長期的かつ持続可能な成長のための財務基盤を強化する事になります。またこれにより、主力事業を拡大するために投資を行い、オペレーションを最適化し、コスト削減の効率を実現し、それにより収益性の向上を加速させることが可能となります。 2021年以降、BATは「Beyond Nicotine」というキャンペーンを行っており、その一環として、大麻産業において複数の投資を進めています。2022年にはドイツの大麻企業「Sanity Group GmbH」にも投資を行い、少数の株式を取得しています。 Organigram Holdings Inc.は、「Edison」や「Big Bag O’ Buds」などのブランドで知られており、多種多様な商品を販売しています。Organigram Holdings Inc.の直近の4半期報告書によると、同社の人気の高いブランド「SHRED」の製品は、過去12ヶ月間で約1億9000万ドル(約207億円)の小売売上を記録しています。また同4半期報告書内で、花穂の価格の下落、販売コストの上昇、カナダ保健省がエジソンジョルツのような「摂取可能なエキス」の販売を一時差し止めた事による純収入と利益率の低下を訴えています。 1億2460万ドルの投資の大部分は、地理的拡大を含む新たな機会に焦点を当てた、ジュピターと名付けられる戦略的投資プールの設立のために使用される事になっており、Organigram社のCEO、Beena Goldenberg氏はプレスリリースで、以下のように述べています。 「この投資は、既に強固な財務基盤を更に強化し、私たちOrganigram社をトップの大麻企業として成長させる事になるでしょう。また、これによりOrganigramとBATの戦略的パートナーシップが一層深まり、BATの国際的な事業力と科学的な専門知識を活用し続けることに期待しています。ジュピター、戦略的投資プールは、Organigramの成長スピードを加速させ、地理的、技術的、および製品の拡大を促進するものと見込まれています。」 参照: BAT「BAT to Strengthen Strategic Partnership with Organigram」、Organigram「Organigram Announces C$124.6 Million Investment from BAT and Creation of “Jupiter” Strategic Investment Pool」、STRATCANN「Global tobacco giant ups investment in Canadian cannabis producer Organigram」

Japan’s Lower House Clears Bill for Medical Cannabis Legalization

On November 10th, the Health and Welfare Committee of the House of Representatives approved the “Bill to Amend the Cannabis Control Act and Partially Amend the Narcotics and Psychotropics Control Act” by a majority vote. The Japanese government had decided on this bill in a cabinet meeting last month and made it public online. During …

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Legalization of Medical Cannabis-Derived Pharmaceuticals and New Usage Regulations to Enhance Measures Against Abuse

On the 11th, the Health and Welfare Committee of the Liberal Democratic Party gave the green light to an amendment proposal of the Cannabis Control Act, with its central focus being the legalization of domestically produced pharmaceuticals made from cannabis-derived components. As part of their concerted efforts to fortify measures against misuse, they are also …

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Law Amendment to Permit Medical Cannabis Use with New Offense for Misuse Prevention in Japan

The government is gearing up to present amendments to the Cannabis Control Act during the upcoming special session of Parliament scheduled for the 20th. These amendments will allow the use of pharmaceuticals derived from cannabis. They’re also planning to introduce a new “possession offense” with penalties to prevent easy misuse. The new bills to be …

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『CJC Advisory Network』がカナダの医療大麻企業『Mendo Medical Cannabis』社とコラボレートで日本語による医療大麻カウンセリングサービスをスタート!

カナダでは医療大麻が2001年に合法化されました。医師の許可を得た患者は、政府から認可された大麻企業から大麻製品を入手できるようになりました。これにより、医療目的での大麻の使用は逮捕の心配がなくなるだけでなく、医療費の控除の対象にもなりました。 医療大麻を使用する場合、患者は認可を得た業者からオンラインで注文し、商品は郵送で届けられます。しかし、2018年に嗜好大麻が合法化されたことにより、医療大麻を使用していた患者もディスペンサリーで手軽に大麻製品を購入できるようになりました。これにより、患者はさまざまな製品を探し、自分に合ったものを選ぶことができるようになりました。 ただし、ディスペンサリーで販売されている商品は嗜好目的で販売されているため、医療目的で使用していても医療費の控除の対象にはなりませんでした。 しかし現在のカナダの医療大麻制度では、医療大麻製品を製造するLPから直接購入する必要はなく、医療大麻製品を専門に販売する企業から購入できるようになりました。これにより、患者は多くの選択肢の中から製品を選び、またそれが医療費の控除の対象として申告できるようになりました。 医療大麻製品を専門に販売する企業はいくつもありますが、カナダ国内の最高品質の製品を取り揃え、患者のニーズを把握したカスタマーサービスを展開し、医療大麻製品を専門に販売する会社としては現在カナダでナンバーワン呼び声の高い企業を紹介したいと思います。 Mendo Medical Cannabis ケベック州に医療大麻製品を専門に販売するMendo Medicalという企業があります。同社は医療大麻の啓発と教育を目標としており、以下の様な特徴を持っています。 ケアと教育: ケアと教育を大切にし、誰もが利用しやすいオンラインショップを展開している 誠実さと透明性: 誠実さと透明性を重要視し、製品とサービスに対する信頼性を高めている 幅広い製品セレクション: フラワー、エディブル、コンセントレート、軟膏、CBD製品など、多岐にわたるカンナビス製品を販売し、カナダで最大の医療大麻プロバイダーの一社として認識されている 実際にCJCのメンバーの中にもMendo Medicalの患者がいますが、それまでは購入する事が出来なかった大麻製品も購入できる様になり、それまで以上に品質の良い製品を入手できる様になったと述べています。 その様なことから、私たちCJC Advisory Networkでは、カナダ在住の日本人の皆様にこの制度の存在を知ってもらうため、Mendo Medical社とコラボレーションで日本語による医療大麻カウンセリングサービスを始めることとなりました。以下の様な問題を抱えている人は、ぜひ一度CJCへご連絡ください。 処方箋を発行してくれる医者が見つからない どんな症状があると処方箋を発行してもらえるのかが分からない ディスペンサリーで購入しているが、本当は医療目的で使用しているので、医療控除として申告したい お得な値段で購入したい 他州で販売されている大麻製品を購入してみたい 最高品質の大麻製品を探している せっかく医療大麻制度があっても、利用しなければ意味がありません。カナダで日々の健康維持のために大麻製品を使用している人にとっては、この制度を利用しない手はないでしょう。 これだけ最高品質の製品を数多く揃えているところは、Mendo Medical以外に存在していません。 私たちCJCは、この医療大麻を届けるため、Mendo Medicalと一丸となって、カナダに住む日本人の皆さんをサポートしていきます。 メールにて皆様からのお問い合わせお待ちしています。

ワイナリーの様な大麻農園

カナダでは嗜好目的での大麻が合法化されて約5年が経過し、「ファームゲート」と呼ばれる流通/販売の方法に注目が集まり始めています。 「ファームゲート」は、生産者が農産物を農場や生産現場で直接販売する事を指します。ワイナリーが来場者にワインを直接販売するのと同様に、許可を持つ大麻生産者が自分たちの製品を直接消費者に販売することが許可される仕組みです。 オンタリオ州のファームゲート オンタリオ州はファームゲートを許可した最初の州であり、現在、ライセンスを取得した複数の生産者が、オンタリオ州の農園で自社製品を販売するためのライセンスを取得するために、様々な段階を踏んでいる様です。大麻を販売するファームゲートプログラムは、ワインを作るブドウ園に非常によく似ています。顧客は農園や製造施設に隣接する店舗で、直接生産者から大麻製品を購入できる様になります。 ファームゲートモデルは、認可を受けた生産者にとって、地域社会に雇用を創出し、収入を増やし、消費者に生産過程や高品質な製品を作るための作業工程について教育する絶好の機会です。またそれはブランディングを行うための機会であるとも言えます。オンタリオ州の大麻小売を規制するオンタリオ州アルコール・賭博委員会(AGCO)によると、ファームゲート販売のための小売事業者ライセンスの申請を14件受理し、そのうち、以下の6社に認可がおりました。 Tweed Thrive Cannabis Dykstra Greenhouses Medz Cannabis Inc Muskoka Grown Ltd. Level Up Infusions Thrive Cannabisは、オンタリオ州のジャービスにある屋内外生産地に小売店を併設し、同州、またカナダ全土で初の農園直売店となることを発表しました。Thrive Cannabisは、オンタリオ州で合法的な大麻店舗をオープンするために必要なAGCO発行の小売店舗認可(RSA)を取得し、2021年4月23日より店舗をオープンしています。 オンタリオ州でのファームゲートに必要なライセンスと認可​ ディスペンサリーを開業し、嗜好用大麻を販売するためには、オンタリオ州アルコール賭博委員会(AGCO)から2つのライセンスと認可を取得する必要があります。 ・小売事業者ライセンス(Retail Operator Licence) :小売事業者ライセンス(ROL)は、最初に申請する必要があるライセンスです。このライセンスは、個人/個人事業主、パートナーシップ、または法人として申請することができます。ROLは、あなたがカナダの大麻取締法とそれら規則に定められた資格基準を満たしている事 の確認が行われます。AGCOのライセンスの料金は6,000カナダドルです。 この手数料は、ライセンス申請書の提出時に支払う必要があり、通常払い戻しはされません。一般的に、ライセンスの申請には、警察調査や身元調査が含まれ、必要に応じて申請者、申請者に関係する人物(プロジェクトに関わる第三者など)に対しても実施されます。これらのライセンス発行の適格性を判断する審査は、手続きに通常は数ヶ月かかります。必要に応じて、州の担当官から追加情報を求められることもあります。 必要な情報がすべて提供され、申請書がデューデリジェンスチェックに合格すると、小売事業者ライセンスが発行されます。このライセンスには、ライセンス番号、有効期限、ライセンスに関する条件(企業構造や資金源に変更があった場合、5営業日以内にAGCOに通知する義務など)が記載されます。 小売店経営者は、認可されたディスペンサリーで販売するための大麻製品の仕入れを開始するために、オンタリオ州大麻ストア(OCS)と卸売供給契約を締結する必要があります。AGCOから小売事業者ライセンス(ROL)が発行されると、AGCOはあなたの連絡先をオンタリオ州大麻ストア(OCS)と共有し、卸売供給契約を開始できるようにします。 小売店舗許可を申請するために、小売事業者ライセンス(ROL)の発行を待つ必要はありません。小売事業者ライセンス(ROL)申請書の提出後、小売店舗予定地(ファームゲートの場合、大麻生産地に位置することになる)は、小売店舗認可を得る必要があり、店舗が規制と基準に記載された場所、レイアウト、セキュリティ、その他の要件を満たしている事の確認も行われます。 ・小売店舗認可(Retail Store Authorization):小売店舗認可 (RSA)を申請するには、すでにAGCOに小売事業者ライセンス (ROL) を申請している必要があります(すでに小売事業者ライセンスが発行されている場合は、有効なROLを保有している必要があります)。小売店舗認可 (RSA)と小売事業者ライセンス (ROL)の両方を同時に申請することも可能ですが、小売店舗認可 (RSA)が交付される前に小売事業者ライセンス (ROL)が交付されます。AGCOの小売店認可 (RSA) の手数料は4,000カナダドルです。 この手数料は申請書提出時に支払う必要があり、通常払い戻しはされません。小売店舗認可を受けるためには、ディスペンサリーの出店に関し、以下の基準を満たす必要があります: 小売業者免許を申請済み、または保持していること ディスペンサリーの建設予定地が、学校または私立学校の敷地境界線から150メートル以上離れていること 店舗が設置される自治体に連絡し、予定するディスペンサリーが小売店舗設置に関する自治体の要件を満たしていること 店舗に関する要件を理解していること ディスペンサリーの営業名が、広告・宣伝に関連するすべての該当連邦/州法に準拠していること オンタリオ州におけるファームゲートの場合、認可を受けた事業者(またはその関連会社)は、単一の小売店舗認可 (RSA)を申請する必要があります。この場合、予定されるディスペンサリーは、連邦政府が発行した生産ライセンスに定められた敷地内に立地する必要があります。小売事業者ライセンス (ROL)と小売店舗認可 (RSA)を提出した後、大麻小売管理者ライセンス …

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大麻製品の品質保証(QA)と品質管理(QC)

品質保証(Quality Assurance、QA)とは、製品やサービスが市場で売り出される前に、製造の品質を確保するための手段を指します。QAは、すべてのプロセスが適切に実行され、その結果の成果物が条件に合致していることを確認します。一方で、品質管理(Quality Control、QC)は、プロセス、サービス、または製品が品質要件を満たしているかどうかを判断するための一連の手段や活動を指します。今回の記事では、これらの2つの概念の主な類似点、相違点、および具体例について詳しく探っていきます。 主な類似点と相違点 品質保証(QA)と品質管理(QC)は、いずれも品質管理システム(QMS)の重要な要素であり、製品、プロセス、サービスが指定された品質基準を満たすことを確保するために異なる役割を果たします。以下にQAとQCの主な類似点と違いを示します。 類似点 ①品質重視: QAとQCの両方は、製品、プロセス、サービスの品質を維持し向上させることに焦点を当てており、顧客と規制要件を満たします。 ②プロセス改善: QAとQCは、改善の余地がある領域を特定し、是正措置と予防措置を実施することで、継続的な改善に貢献します。 ③顧客満足度: QAとQCは、製品やサービスが常に顧客の期待を満たすことに貢献します。 ④様々な文書化: QAとQCのは、品質に関連する活動、基準、手順、結果を記録するために書類(文書)を作成し管理を行います。 相違点 ・対象範囲 品質保証(QA)は、製品やサービスが市場に提供される前に製造品質を確保するための仕組みや手順のことです。QAは、製造プロセス全般が適切に行われ、製品やサービスが指定された基準を満たすようにする役割を果たします。品質管理(QC)は、製品や部品、あるいは作業の途中で起こりえる様々な問題を見つけて修正するために、検査やテスト、評価を行います。QCは通常、製造やサービス提供の過程で何度も行われます。 ・目的 QAの最大の目的はは、問題を未然に防ぎ、プロセスが効率的かつ効果的であることを確実にすることです。QAは、製品やサービスを開発する全ての段階で品質を確保するためのフレームワークを築くことを目標とします。一方、QCの主な目標は、製品やサービスがすでに製造または提供された後に、品質基準から逸脱したり、欠陥がある場合にそれを特定し、修正することです。 ・活動時期 通常、QAは、製品が作られる過程全体で行われます。設計や開発から生産、ローンチまでのすべての段階に関わります。一方、QCの活動は、通常、製品やサービスが作られる過程中や提供された後に行われ、品質を評価する事を目的とします。 ・責任の範囲 QAは、組織内の全員が協力して担当するものです。品質に対する考え方を広め、どのレベルでも品質が基準に達している状況を確保します。一方、QCは通常、特定の作業や検査、テスト、評価を専門の人やチームが行います。製品やサービスが要求された基準に達する様に、欠陥を見つけて修正する役割です。 QAとQCは製品やサービスの高品質を達成し維持するという類似する目的を持ちながらも、異なる範囲とアプローチを有しています。QAは欠陥を予防し、品質管理システムを確保することに焦点を当てています。一方で、QCはテストと検査を通じて欠陥を特定し対処します。QAとQCは、製品やサービスの品質と高い顧客満足度を達成する為に不可欠です。 また有効な品質管理システム(QMS)を作成することで、組織は一貫して高品質な製品とサービスを提供し、規制要件を満たすことができます。QMSは、品質管理、継続的改善、および高い顧客満足度を確立するのに役立ちます。 以下は、有効なQMSを作成するための手順です。 1. 規制要件の理解:組織の製品やサービスに関連する基準、業界規制、ガイドラインを特定します。これにはFDAの規則、ISO基準、特定の業界要件などが含まれます。 2. 品質に関する方針と目標の定義:品質に関する組織の方針を明確にし、品質と高い顧客満足度を確保するためのアプローチ方法を示します。またビジネス上の目標に合った、測定可能な品質目標を定義します。 3. プロセスの確立:品質に影響を与える重要なプロセスを特定します。これらのプロセスを書類で記録し、どの情報が入ってきて、どの情報が出て行くのか、誰がどの役割を果たし、どの責任を持つのか、そしてそれらのプロセスがどのように関わり合っているのかを記録します。プロセスが同じ方法で行われ、一貫性が確保されるようにします 4. 標準作業手順(SOP)の作成:重要な各プロセスについて、詳細な作業手順書(SOP)を作成します。SOPは、タスクを一貫して行うための、ステップごとの指示やガイドライン、最適な方法を示します。 5. 役割と責任の設定:品質にかかわる作業のために、誰が何を担当するかを明確にします。品質保証や品質管理、改善活動など、品質に関わる異なる側面に対して、各人の責任を割り当てます。 6. 文書管理の実施:品質に関わる文書や方針、手順書、用紙、記録を管理し、維持するシステムを用意します。文書が整理され、承認された人々が最新版にアクセスできるようにします。 7. 社員教育とトレーニング:社員には、品質の基本原則やプロセス、そして各自の役割について教育を行います。トレーニングを通じて、皆が自分の役割を理解し、品質を保つために協力できるようになります。 8. 測定と監視:主要な品質パフォーマンス指標を測定し、監視するシステムを導入します。定期的にデータを追跡して分析し、傾向や改善の余地を見つけます。 9. 内部監査の実施:定期的に内部監査を行い、QMSプロセスの効果を評価します。監査を通じて、問題点や改善の機会を見つけます 10. 是正と予防の措置:発生した問題や不具合を特定し、調査して対策と予防措置(CAPA)を実行する手順を確立します。根本的な原因に対処し、再発を防ぐための措置を講じます。 11. 持続的な改善:全てのスタッフに、プロセスを改善するアイデアを提供することを奨励します。Leanなどの、構造的な持続的改善の手法を導入します。 12. サプライヤとベンダーの品質管理:品質管理の焦点をサプライヤやベンダーにも向けます。サプライヤが基準を満たしていることを確かめるため、選定、評価、モニタリングを行うための基準を確立します。 13. 経営陣による評価とリーダーの参加:定期的に経営陣とQMSを振り返り、その効果とビジネス上の目標の整合性を評価します。この様なリーダーの参加は、全体で品質管理の文化を推進するために非常に重要です。 有効なQMSを構築するには、品質向上への熱意、必要なリソース、そして品質要求の変化に対する持続的な取り組みが必要です。QMSは組織の独自のニーズに合わせて調整し、規制や技術の変化、顧客の期待の変化に適応し続けることが大切です。 品質保証(QA)と品質管理(QC)の具体例 品質保証(QA)の例 …

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The reasons why Delta-8 THC products are coming to Canada, a country where cannabis is legal

By December 2022, 39 of the 50 states in the U.S. had legalized the use of cannabis for medical purposes, and 21 of those states had legalized adult-use consumption for recreational purposes. People use cannabis for variety of reasons, and it is becoming increasingly difficult to divide cannabis use into two categories: use for pleasure …

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パンデミックが大麻の売上に影響か?

WHOがSARS-CoV-2感染症の正式名称をcoronavirus disease 19(COVID-19)と定め、パンデミックを宣言したのが2020年3月11日。 その月から翌年2021年2月までの合法大麻製品の売上は25億ドルとなり、それまでの12ヶ月間の12.5億ドルの約2倍に上った事が分かりました。 また調査の中で、この年は大麻の使用者も増加し、人々の使用頻度も上昇している事が分かりました。 コロナパンデミックによる自宅待機により急に家で過ごす時間が増えたり、またストレスが増加したりとカンナビスの使用量が増加しそうな理由は沢山あるのですが、最新の調査によるとその理由はパンデミックではなく、カンナビスマーケットの拡大が主な理由であったとの事です。 急激に拡大する市場 2018年10月に嗜好大麻が合法化された時点で国内でライセンスを持って営業していたディスペンサリーは100店舗前後に過ぎなかったが、翌年の3月までにその数は約倍の200店舗になり、2021年2月の時点でその数は1,500店舗を越しています。 また合法化された2018年10月の時点での国全体での月間の売上は約4,200万ドルであったが、翌年2019年の3月には5,900万ドルにまで上昇し、2021年の2月には2億6,200万ドルにまで達しています。 現在ではディスペンサリーの店舗数は3,100店をこえ、その売上も3億4,700万ドルにまで上っています。 この様に店舗数の増加は売上増加の要因の一つであると考えられますが、選択できる商品数が増えたことも理由のひとつであると考えられます。 パンデミック中の2020年1月から「カンナビス2.0」製品の販売が始まり、エディブル、ドリンク、ベイプ製品の販売が始まったことも売上増加の大きな要因の一つであると考えられます。 その中でもベイプ製品は乾燥バッズに続いて全体で二番目の売上をもつカテゴリーになっています。 2020年3月パンデミックスタート パンデミックが始まった直後、ロックダウンに対する恐れから多くの人々がディスペンサリーに殺到し、一部の地域では店の前に人々の行列ができていました。 インターネット上ではストレスやメンタルケアのために大麻の消費量が増えたと言われていますが、実際のところはどうなんでしょうか? Statistics Canadaの調査などを見ていると、確かにストレスや退屈から大麻の消費量が増えた面もあるみたいですが、パンデミック直後に一気に増加した売上は長く継続していない事から、それは人々がパンデミックの恐れから一時的に買い溜めみたいな事をしたとみるのが妥当な様です。 それでは何故この後パンデミック中にも関わらず売り上げが増加したのでしょうか? それも先ほど上記したものと同じく、人気のあるベイプやエディブルなど「カンナビス2.0」製品の登場が大きく影響している様です。 マーケット成長の理由 まだ大麻に関する法律を作り上げている段階にあるカナダにとって、近年の大麻製品の売上増加がパンデミックによるものなのか、またそれ以外の理由によるものなのかを正しく理解するこ事はとても重要になります。 また運営や製造に関するコストも増大している事から、事業者にとっても現在の売上増加とコロナの関係を正しく理解することはとても重要になっています。 カンナビス製品を使用すると答えた人の数も2018年〜2020年の間に14%から20%に増加しており、またその中で毎日使用すると答えた人も5.4%から7.9%に増加しています。 これは売上増加が単にパンデミックによる影響だけではなく、ユーザー数の増加が売り上げの増加に影響している事を意味しています。 カンナビスによる健康問題 カナダでは大麻を毎日使用する人の三人に一人は何らかの健康問題を引き起こす可能性があると言われており、大麻に関連した救急外来の数も実質的に増加しています。 カンナビスが体に及ぼす影響についてはまだまだ研究段階と言えますが、カナダはこれからも更に最新の研究結果と合わせて法律を作り上げていく必要があるでしょう。 今年2022年に入りマルタ共和国やメキシコでもカンナビスの取り扱いに関する法律に動きがあり、これからそれらの国々でもその辺りの法律やルールを作っていくことになります。 アメリカ合衆国は連邦法での合法化までの道のりは長く、現在は州ごとで異なっているカンナビスに関する法律など、まだまだ取り組みべき課題は多く残されています。稀に起こるカンナビス製品による健康被害も、全てはしっかりとした法律やルールがない事が原因となっています。 そういった意味でもいつか各国でカンナビス合法化が起こりそこで働きたいと考えている人は、今のうちから合法国で働きながらそういったセンスを身につけておくのも一つの手段かも知れませんね。

飲むCBD?

先日のアメリカ大統領選の結果、トランプに代わる新しいリーダーとしてバイデンが選出され、また再び大麻業界に期待が集まっています。 バイデン政権で副大統領を務めるカマラ・ハリスは、この選挙以前から大麻に関しては融和政策を推しており、また当の本人バイデンも非犯罪化を明言していた事が一つの要因として考えられるでしょう。 それに伴い、北米の大麻、CBDビジネスでの競争はより激しくなっており、次々と新しい商品が市場に投入され続けています。 そんな中で最近人気が高まってきているのが、エディブルやドリンクとして摂取できるCBDです。 しかし実際にディスペンサリーに行き商品を選ぼうと思っても、その種類の多さから何を買ってよいのか分からず、結局試せていない人が多いのが現状の様です。 そこで今回はカナダ、アメリカで売られている人気のCBD飲料をいくつか紹介したいと思います。 Flow Glow スプリングウォーター 北米大手のビール会社「Coors」とカナダの大麻企業「HEXO」の共同出資企業「Truss」の商品。 スプリングウォーターとして販売されており、様々なフレーバーがある。 「いろはす」のフレーバーウォーターみたいな商品を想像していただけると分かりやすいと思います。 こちらの会社は6つのブランドのCBDドリンクの発売を予定しており、こちらの商品が第一弾となっています。 CBDの含有量は10mg。 Quatreau スパークリングウォーター 下記の4種のフレーバーが発売されているスパークリングウォーターです。 目的に合わせてCBD=20mgのものと、CBD=2mg + THC=2mgの2種類の含有量から選択することが出来るのは嬉しい所です。 容量はどれも355ml。 Cucumber + Mint/CBD=20mg Passion Fruit + Guava/CBD=20mg Ginger + Lime/CBD=2mg + THC=2mg Blueberry + Acai/CBD=2mg + THC=2mg The Green Organic Dutchman Green Tea(煎茶) 1包でCBD=10mg, THC=1mgが含有されている煎茶のティーバッグです。 ティーバッグの素材、容器には自然環境に配慮したリサイクル可能なものが使われている。 大麻は自分で育てて使うことが出来る非常にエコな植物で、日本でもいずれ合法化が進み、大麻のそのようなイメージが定着するであろう事を考慮すれば、日本のCBD業者も今の内からこうしたアプローチをしていくのは有効的であると考えられます。 The Roasterie CBDコーヒー 大麻企業ではなくコーヒーメーカーが開発した10mgのCBDが含有された缶コーヒーです。 1缶5ドル、6本パック25ドル。 「缶コーヒー」という文化が定着していない北米では、なかなか得売れ行きが不透明。 その点、缶コーヒーが大人気である日本でこそ販売するべき商品なのかも知れません。 …

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ベンゾジアゼピン離脱症と大麻

皆さんはエリミンと呼ばれる睡眠薬をご存知でしょうか? 通称「赤玉」と呼ばれるこの薬は、2015年の出荷を最後に現在は製造が中止されています。 しかし日本にはこの薬や同じ系統の薬の依存症に苦しむ人が今でもいる事はあまり多く知られていないかもしれません。 エリミンは正式にはニメタゼパム呼ばれるベンゾジアピン系の睡眠薬の1種で、お酒の様な効き方から始まるのが特徴です。 また筋弛緩作用があり非常にリラックスしたような感覚を与えてくれることから、乱用する人が後を絶ちませんでした。 今回は大阪に住んでいるJさんにエリミン依存に関する経験をお話ししていただくべくインタビューをさせていただきました。 Jさんには日本からTwitterでDMをいただいて、ワーキングホリデーでカナダに来たいというところから今の関係がスタートしました。 インタビュー エリミンを使いだした理由 Shinji : どうも、お久しぶりです。お元気ですか? Jさん : どうもです。コロナで仕事はボチボチですが元気にやっていますよ。 Shinji : 今日はエリミンを使っていた時の事と、止める時の体験を聞かせてもらえたらと思います。なかなか答えにくい内容もあるかも知れないので、その時は教えてください。 Jさん : 分かりました。 Shinji : じゃあ、さっそく始めさせていただきます!まずエリミンを使い始めたきっかけを教えてください。 Jさん : 元々はエリミンじゃなくて、MDMAやアシッド,覚せい剤など違うものを使っていました。何かをキメてクラブに行って遊ぶという事にハマっていました。 Shinji : じゃあ何でエリミンになったんですか? Jさん : クラブで会ってできた友達がきっかけと言えるかもしれません。違法なドラッグと比べると手に入れるのが簡単というのが1番の理由です。 エリミンとその他のドラッグ Shinji : なるほど。逮捕のリスクもありませんしね。でも実は僕もエリミンは何度か使った事があるのですが、MDMAなどに比べると特に楽しいという印象は無いんですよね。だから僕は特にハマる事もなかったんですよ。Jさんはエリミンのどんなところにハマったんですか? Jさん : 僕も結果的にはエリミン依存になりましたが、元々は僕もエリミンが特別に好きと言うわけではなかったんです。さっき伝えた通り最初は手に入れやすさが一番の要因でした。MDMA、アシッド、覚せい剤、コカインなど全部が好きで1年近くやり続けた中でエリミンもその内の1つでした。でも色んなドラッグをやり続けていたらだんだん体がおかしくなっていったんです。それでもクラブに行けばそこでドラッグをたくさん使うので、家に帰ってきてからもなかなか寝る事が出来なくなりました。エリミンはそういう時にも役に立っていましたね。 Shinji : なるほど。エリミンを”落とし”に使っていたわけですね。 Jさん : はい、そうです。あと段々とメンタルにも支障が出てきて、対人恐怖症のような状態にもなりました。日中、外に出かけて人と話したりすると汗が噴き出したり、その場から逃げ出したくなるような感覚に襲われる事もありました。 Shinji : それは怖いですね。 Jさん : エリミンをのむとそういった症状からも解放されたんです。外にも出かけられるし、人と話すこともそんなに抵抗がなくなったんです。 Shinji : 覚せい剤みたいですね。 …

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大麻の未来を想う

カナダで嗜好目的での大麻の使用及び販売が合法化され1年以上が経過し当時とは様々な事が変わった。 ユーザー目線で見れば合法化当初によく聞かれた商品の供給不足の問題も原因が明らかになり対応が進んだお陰で解消したようだ。 マーケットに参入する企業も日に日に増えてきており商品選択の幅も少しづつ広がっている。 また昨年の2019年末からは「合法化 2.0」の名の下にエディブル、べイプカートリッジなどの販売も始まった。 頻繁に変わり続けるカナダのカンナビス法はさらに多くの人、企業の大麻ビジネスへの参入を容易にしている。 ではカナダの大麻合法化は正しい方向へと進んでいて数年後には理想的なマーケットが出来上がっているのだろうか? 実際にマーケットに関わる中で実は僕の中で少しづつ懸念の様なものが生まれ出している。 合法化前に多くの人が思い描いていたマーケットとは大きく違う方向に向かっている可能性を感じるのだ。 今回は現在の問題点を明らかにし将来の大麻ビジネスがどう展開していくのかを考えてみたいと思う。 余剰在庫 まずは上のグラフに注目して欲しい。 このグラフは僕もTwitter上で何度か紹介した事があるのだが、合法化から昨年2019年の夏までのカナダ国内の合法大麻の在庫と販売状況を示したグラフだ。 濃い緑と薄い緑の棒グラフだがこれは在庫業況を表している。 濃い緑が既に州政府の検査チェックが終わりいつでも出荷できるようになっている大麻製品で、薄い緑はまだ検査待ちで出荷する事が出来ない在庫である。 そして図の下部にある黒い折れ線グラフは売り上げを示している。 まず最初に気が付くのは売り上げの伸び率に対し生産量が急激に増えている事。 しかしこれはこのグラフの示す期間の数か月後のエディブル、オイルの合法化の為にLPが生産量を増やしたという事が予想できる。 ここで何より問題なのは検査の終わっていない大麻製品の在庫状況だ。 生産量を増やしたはいいが州政府の検査の効率は上がっておらず結果として生産者が更に多くの在庫を抱える状況になってしまっているのだ。 特に状況が酷かったオンタリオ州では大量の在庫を抱えた企業とその投資家たちが州政府に意見し、それが次のパラグラフで紹介するマーケットの変化へと繋がっていく事になる。 販売ライセンスの未来 (ディスペンサリー) それでは一体どの位の販売業者がいるのだろう? ライセンスに関する規則は連邦政府によって管理されているのだが、店舗のローケーション、数などに関する判断は州政府及び各自治体に委ねられている。 ではまず首都トロントがあるオンタリオ州を例に挙げてみてみよう。 オンタリオ州では現在ディスペンサリーの営業に必要な販売ライセンスは24件発行されている。 その24件のライセンスは2018年の合法化以降に2度行われた抽選システムによって選ばれている。 しかしその24件全てが既に営業している訳でもなく、2019年末の時点でまだ営業を開始できていない店舗も少なくはない為、カナダ最大の州であるオンタリオのユーザーのニーズは満たされていない。 そこへ更に先に述べた州の検品遅れにより出荷が出来ないという状況が加わり、遂にオンタリオ州では今年2020年の1月に販売ライセンスの数の上限が撤廃され、条件を満たし自治体の許可が得られれば誰でもライセンスが取得できるというシステムに変わったのだ。 先日のニュースによるとその影響で今年に入ってから多くの申請があり既に700件が審査待ちという状態になっており、それらも条件さえ満たしていれば全て許可が下りる事になっている様だ。 またオンタリオ州の議員Doug Fordによると最終的にオンタリオ州のディスペンサリーの合計数は、カナダの他州のディスペンサリーを合計した数より多くなるとの事だ。 現在すでにアルバータ州では400件以上のディスペンサリーがある事などを考慮すると将来カナダにはかなり多くの販売店が存在する事になるだろう。 https://www.bnnbloomberg.ca/they-didn-t-have-supply-ready-doug-ford-fires-back-at-pot-execs-1.1382204 引用 : BNN Bloomberg 生産者ライセンスの未来 (グロワー、農家) 嗜好目的の大麻を生産するには政府が発行するCultivation License(生産者ライセンス)を取得する必要がある。 2020年現在では以下の2種類の生産者ライセンスが存在している。 スタンダードライセンス (Standard Cultivation License) マイクロライセンス (Micro Cultivation License) どちらも許可を得る為の条件はほとんど変わらないのだが大きな違いは作付面積である。 マイクロライセンスでは最大で200㎡までの作付けしか認められておらず、それ以上のファームを運営するにはスタンダードライセンスを申請しなければいけないのだ。 合法化当初 …

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日本の大麻

マリファナの歴史豊かな国、日本。 日本語で大麻、クサ、ハッパなど様々な呼び方がある。 残念ながらその長い歴史は西洋文化の影響により幕を下ろしてしまった状態なので、現在の日本は当時とは大きく異なる。 しかしそれは旅行で行った時に覚悟しなければいけないのか?と言うとそういうワケでもない。 まず空港のセキュリティーチェックだ。 何か大麻の使用を連想させる様な物は面倒な検査につながる可能性がある。 またカバンの中から出し忘れた大麻の欠片でも出てこようものなら大問題へと繋がる可能性もある。 レゲエファッションが人気だったりもするが、実は多くの日本人は大麻の事についてあまり知らない。 また大麻の葉は日本の紅葉に似ているからか、様々な物に大麻リーフの飾り付けがしてあっても殆どの人は気に留める事すらない。 それじゃあ大麻は一体どこにあるのだろう? この日出ずる国でそれを手に入れる事は容易ではない。 もし逮捕された場合、外国人であれば釈放された後は追い出されるだけで済むかもしれないが、日本人の場合は将来の事も考えると良くない運命が待っている事が多い。 世界中の多くの場所と同様、欲しいものを手に入れる為に大事になってくるのがネットワーク作りだ。 まずは余計なジェスチャーでの会話を避ける為にも英語が通じる場所に行ってみよう。 バーやヘッドショップ付近で探してみるのも可能性はあるが、もっと良いのは外国人が多くいるバーや学校で話しの分かる在日外国人を見つける事だ。 その時はやって来る… でもほんの少しの量でかなりの金額になる事だけは覚悟しなければならない。 1グラムで¥5,000~¥8,000ぐらい、$50~$80以上とシラフに引き戻される様な値段だ。 質は悪くはない事が多いのだがその可能性もランダムだ。 ある時はかなり良いのを手に入れたかと思えば、また別のある時にはどこかの誰かにあげてしまっても全く問題ない様な物に巡り合う事もある。 人も多く慌ただしいこの国での一服はひと工夫がいるが心配はいらない。 忍者の様にバレない様に吸える人が少なく静かな場所も簡単に見つけることが出来る。 家での一服はもちろん最高な選択の1つだ。寿司、テレビゲーム、エロなどやれる事は沢山ある。 もし外で一服するならバイクの警察に気を付けよう。 バレない様に…でも思いっきり…!! アート、音楽、ファッションなど日本には良い物が沢山ある。 もし日本のアーティスト達が逮捕される恐れもなくそれぞれの大麻感を表現できたとしたらどうだっただろう? それが現実となり日本がその栄光を取り戻すのも時間の問題だろう。 そう、私達はいま世界をバッズで埋め尽くそうとするグローバルなヒッピームーブメントの中に居るのです。