2019年10月17日にカナダで嗜好大麻が合法化されたが、全てが許されたわけではない。
カナダで合法のディスペンサリーに行った事がある人なら気付いたかも知れないが、実はエディブルとシャター、バダーなどBHO (Butane Hash Oil)を含むオイル関係の物はまだ合法化されていないのだ。
現在の法律で合法な物は何?
合法化前にまだ政府、警察そして国民が大麻をグレーゾーンの物と認識していた頃はハッキリとしたルールがなかった為、取り締まりも甘く今以上に大量に出回っていた。
しかし合法化の日以降はほとんどの業者は逮捕を恐れてそれらの商品を棚から消した。
バンクーバーの一部の無許可ディスペンサリー、オンラインディスペンサリーなどではもう数年前からオイルやエディブルは販売されている。
そして今でも継続営業している人たちもいる。
しかし彼らは逮捕のリスクを認識しながら営業を続けるている活動家であったりりするので、今回のテーマからは除外する。
カナダ政府の法律で2019年6月現在、合法なディスペンサリーで購入することが出来るのはバッズとティンクチャーである。
オイルとエディブルはいつから買える?
2019年6月14日のニュースによると昨年の合法化の日と同じ日付の10月17日に合法化され、その訳二か月後、クリスマス前には店頭に少しづつ並びだすとの事。
https://www.cbc.ca/news/politics/marijuana-cannabis-edibles-extracts-vaping-1.5174844
CBC/Radio-Canada
これが実現されれば化粧品など美容業界へも大麻が進出していく事になる。
一方でレストランなどで大麻を使用した料理を提供することは認められない事になった。
その他にTHC含有量や未成年に配慮したパッケージングに関する規制もある。
https://www.cbc.ca/news/politics/edibles-legalize-cannabis-rules-1.5175689
CBC/Radio-Canada
予想される今後の展開
現在カナダではヘンプに関する法律改正の議論も進んでいて、市場がさらにオープンになる事が予想される。
また輸出に関する規制もそれに伴い変わっていく運びである。
今回発表されたカナダでのエディブルの合法化は、ひょっとしたら日本のCBDマーケットに影響を与える事も考えられる。
日本でカナダ産のCBDエディブル、化粧品を見る日も遠い未来ではないのかも知れない。