大麻の医療効果の有無を問う質問はもはや時代遅れになりつつある。
しかし大麻にも種類があり、またどんな大麻にどんな医療効果があるのかという事まで網羅している人は多くはないだろう。
世界には千を超える数の大麻の品種が存在しているといわれているが、その全てがサティバ、インディカ、ルデラリスの3種に分類することが出来る。
それらを知る事は医療目的で使う人だけではなく、嗜好目的で大麻を使う人にとっても重要な事と言えるであろう。
サティバ
一般的にサティバはインディカに比べ思考に影響すると言われている。
グローした事がある人は分かると思うがとても背が高く育つ。
自然の中で何もせず放置したも5mを超える事がある。
原産はタイやインドネシアなど赤道に近く一年を通して日照時間の変化が少ない地域である。
葉はインディカに比べ指の様に細くなるのも特徴の1つである。
開花期は品種によっては最長で16週間のものまでありインディカと比べ吸えるまでに時間がかかる。
また高THC、低CBDの品種が多い。
【代表的なサティバ】
- Super Silver Haze
- Sour Diesel
- Cinderella 99
- Durban Poison
インディカ
インディカはサティバのヘッドハイとは違いボディーハイが特徴的である。
屋外で栽培してもあまり大きくはならず1.2m~1.5m位までしか成長しない。
原産はインド、レバノン、アフガニスタンなどでそれらの国内でも比較的涼しいところに自生していた。
開花期はサティバと比べて短く収穫までの期間が短いのもグロワーに人気がある理由の1つである。
日光がたくさん必要でそれが葉の形状にも表れている。
より沢山の日光を浴びることが出来る様にサティバより葉は丸く面積も広い。
【代表的なインディカ】
- Master Kush
- Rockstar
- God Bud
- Grand Daddy Purple
ルデラリス
長い間ルデラリスの存在は認められていたのだが、グローや品種交配で使われるようになったのはそれ程昔の事ではない。
グローで使われない理由は成長してもあまり大きくならず、収穫量も少ないからである。
しかし実は悪い点ばかりではなく、今では品種交配によりルデラリス独自の性質が継承された品種、種はグロワー達の間では重宝されたりもする。
その独自の性質とはオートフラワーと凄まじい回復力である。
ルデラリスの原産はロシア、ポーランド、中国北部である。
低気温で日照も少ない環境下で育った大麻は独自の進化を遂げルデラリスへと進化していったのだ。
サティバとインディカが日照時間によって開花期を迎えるのに対し、ルデラリスは発芽から一定期間が経過すると開花を始めるのである。
ルデラリスは低THC,低CBDのものが多いので実際に吸ってみても期待している様な効果は得られないだろう。