FDA ヘンプシードミールを雌鶏の飼料として初めて承認

アメリカでは、麻が農業や畜産において新たな役割を果たし始めようとしています。FDA(アメリカ食品医薬品局)にあるFDA-CVM(獣医医薬品センター)は、動物用の医薬品や飼料が安全かつ効果的である事を保証している機関ですが、雌鳥のための飼料成分として、HSM(麻の種を含んだ食事)の使用について暫定的な承認をしたと発表しました。

鶏のエサとしてHSM(麻の種を含んだ食事)を推奨している団体HFC(麻飼料連合)は、AAFCO(アメリカ飼料管理官協会)の会議で、HSMの使用が承認されたことを大きな進歩として発表しました。AAFCOは、飼料の成分やラベルの基準を設定し、アメリカや他の国の飼料の安全性を守るための指針作りにおいて110年以上に渡り貢献しています。

麻の種は、たくさんのビタミンやミネラル、健康に良い油、高品質のタンパク質を多く含んでいます。研究によると、麻の飼料は大豆や菜種と同じくらい栄養価が高く、安全だとされています。麻を食べた鶏は、人間の健康に良い影響を与える種類の脂肪酸やルテインを多く含む卵を産むことがわかりました。

HSM(麻の種を含んだ食事)の安全性はFDA-CVMの厳格な評価により検証されており、これは飼料メーカーや工場がHSMを安全に使用できる事を意味しています。また、この食事の成分や卵に含まれるカンナビノイド(麻に含まれる成分)が、人間の食べ物に影響を与えないことも確認されました。

鶏のエサとしてHSM(麻の種を含んだ食事)を推奨している団体HFC(麻飼料連合)は、AAFCO(アメリカ飼料管理官協会)の会議で、HSMの使用が承認されたことを大きな進歩として発表しました。AAFCOは、飼料の成分やラベルの基準を設定し、アメリカや他の国の飼料の安全性を守るための指針作りにおいて110年以上に渡り貢献しています。

このHSM(麻の種を含んだ食事)の認可は、農業の発展に役立ち、農家がリスクを抑えながら作物の多様化を図り、新しい作物のメリットを享受できるようになる重要なステップです。麻は土壌を改善し、病気の予防に役立ちます。さらに、少ない資源で育てられるため、持続可能な供給チェーンの構築にも非常に有用です。

米国食品医薬品局(FDA)が、飼料としてのHSM(麻の種を含んだ食事)の定義に同意し、使用を暫定的に承認したと発表しました。この定義は米国食品医薬品局(FDA)内にある飼料検査官協会(AAFCO)の成分定義委員会によって承認され、2024年後半には再度最終的な定義が承認されることになっています。この定義が承認されれば、最大で20ppmのCBDと2ppmのTHCが飼料に含むことができる様になります。

画像出展: HFC website

この歴史的なマイルストーンの達成には3年以上の歳月を要しており、これにより飼料メーカーは鶏のエサに最大20%までHSM(麻の種を含んだ食事)を含めることができるようになりました。この新しい飼料の詳細は、HFC(麻飼料連合)のウェブサイトで確認することができます。

HFC(麻飼料連合)は、より栄養価の高い飼料成分を支援し、農家がリスクを減らしながら麻市場の新たな可能性を探ることを目指しています。HFCのメンバーは、様々な動物の飼料に麻の穀物製品を取り入れるための基盤作りに取り組んでいます。